O.F.C2009公演『バレエと合唱と管楽器による合唱舞踊劇《ヨハネ受難曲》』

マタイ受難曲は留学時代に何度か耳にしていた。
だけどヨハネを聴くのは初めて。
しかも大きな劇場で。
それだけでもどきどきなのに、
その壮大であろう曲・合唱とそしてバレエの融合。
どんな作品に出遭えるのだろうかと、
わくわく、だけど恐る恐る。
何だか初対面の人に会いに行く気持ちでした。
あえて色身のないステージ上、
それ故動きは映え、
全体的に見ていると、動く宗教画かまたは
モノクロームのステンドグラスを見ている様な気分になる。
舞台の真ん中には一本の枯れ木が、この美術はいみじくも
イエスの孤独を訴えているようにも見えて好きだった。
優しい旋律、悲しい旋律
躍動、静寂、肉体、魂、嘘、真実、祈り、絶望、生、死、
悲痛、受容、拒絶、裏切り、無邪気、光、闇、笑顔、涙、
命、救い
一同が全部一つの舞台の上。
作品に大きな感動や衝撃を受ける度私は、
そのバックグラウンドに潜んだであろう
苦悩、閃き、表現、形成にも
やはり思いを馳せずにはいられない。
形なき所から始まった全ての重なりが、
今ここで大きく膨らみ存在していると思うと、
人のパワーって強大だな、脅威だなと、
それこそ形なき無限大だなと、
もっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ
ちろん関係者全ての力があってこその完成なのだけど、
カーテンコールの最後に出てこられた振付・演出の
佐多先生の小さな肩を見た時には
特にそう感じずに入られなかった。
素晴らしかったです。
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コメント
名前は聞くものの、私はまだ一度も聞いたことがありません。でも有名ですね
みちさんの受け取る感性も素晴らしいです(^^)v
投稿: ありこ | 2009年7月 6日 (月) 14時21分
そういえば高校のとき、音楽の先生がバッハを好きでよく教科書にない音楽も聞かせてくれました。
だけどその時にはクラシック音楽には興味がぜんぜんなくて、「聞かされてる」という感覚しかなかったからだるいイメージしか残ってないけど、大人になった最近やっとクラシック音楽の良さが分かってきたところです。
投稿: 樹 | 2009年7月 8日 (水) 10時57分
>ありこさん
こんばんは、コメントありがとうございます。
そうですね、有名な表題ですね(^^)
作る側も、演ずる側も、受け取る側にとっても非常に難しい作品だとは思いますが、しっかりと届いたものがあるので舞台は成功です。
なんだか、いろいろ勉強したくなります、こういう作品に触れると。
投稿: みち | 2009年7月 9日 (木) 00時10分
>樹さん
コメント、ありがとうございます。
若い頃には、そうですね、
なかなかとっつきにくい部分もあるかもしれませんね。
こうして樹さんが「あの頃は~」って思い出されているだけでも、高校の頃の音楽の先生はあの時教科書にないバッハを流した甲斐がありますね(^^)
投稿: みち | 2009年7月 9日 (木) 00時17分